地域学

唐津湾に遊ぶ

行楽・イベントシーズン到来。きょうは、芥屋地区の運動会を残念至極であったが欠場し、「第1回唐の津ハーバーフェスタ」に出かけた。このフェスタは、今年度の「地方の元気再生事業」の支援を受けて行われているものである。事業の構想策定にいくらか参画し…

「石山離宮 五足のくつ」を訪ねて

日本感性工学会年次大会とのジョイントで「KANSEIカフェ#3」を無事終了した後、1泊ののち、11日の夕刻、福岡経由で天草へ。九州を代表する“高級”旅館である「石山離宮 五足のくつ」のオーナー・山崎さんに会うのが目的だ。山崎さんには、10月3日に講…

米づくしの贈り物、玖珠より来る

春夏秋冬にいただいている玖珠からの贈り物が届いた。今回は、お米のうまさ極まれりという玖珠米“ひとめぼれ”(今年も特A米の選ばれたそうだ)と、玖珠の酒蔵でじっくりと長期低温発酵させてつくられた大吟醸「玄龜」(げんき)である。「酒は常温でお召し…

志摩町の合併問題に違和感は募るばかり

糸島1市2町合併に関する住民説明会が19時から芥屋区公民館であり参加した。10月12日からスタートし、これまで20カ所で開催され、芥屋が最後の住民説明会だそうだ。70名前後が参加されていただろうか。説明会の中身は別にして、これだけこまめに町の執行部が…

ファッションデザイナーの不思議な魅力

(振り返りブログ) ある企画のために、ファッションデザイナー・田代淳也さんのアトリエ Himitsukiti(ひみつきち)に出かけた。そこで、田村さん、博多織元の岡野さんと合流し、製作中の作品群に囲まれるかたちで、新進気鋭のデザイナーである田代さんの話…

市町村合併についての違和感

志摩町民大学の番外編で、「市町村合併」について福岡県政出前講座が開かれるというので、午前中の大学での会議のあと、志摩町総合保健福祉センターに直行した。 ふだん気になっていながら、考える間もなくやりすごしている問題がある。その一つが合併問題。…

玖珠から「メルヘンローズ」届く

昨夜、「宅急便です」という声が聞こえたので外に出てみると、届いたのは「生花」と書いてある大きな段ボールであった。「玖珠町メルヘン大使」を拝命し、5度目の贈り物はなんと「メルヘンローズ」であった。空けてみると、5〜6種類の色鮮やかなバラがぎっし…

台風去って「山」走る

博多祇園山笠のフィナーレを飾る「追い山」。現地でみたかったが、今日は7時から地元での出方があることもあって断念。RKB毎日(3:30〜)、KBC朝日(4:00〜)、NHK(4:14〜)のチャンネルを切り換えながら、未明からのテレビ中継に見入った。NHKでは承天寺の…

ものまね名人になろう!

福岡アジア都市研究所の「まち元気セミナー〜賑わい再生をめざす街あきんどたち〜」に参加した。商店街をめぐるセミナーは久しぶりだが、青森新町商店街振興組合常務理事の加藤博さんや、させぼ四ヶ町商店街協同組合理事長の竹本慶三、高松丸亀町商店街振興…

大成功! 学生による「博多駅未来デザイン」プロジェクト

ユーザーの視点にたって、生活やまちでの気づき、課題抽出、コンセプト企画、課題解決提案という一連プロセスを実際にやってみようという実践型の大学院共通教育科目「KIZUKI」の成果発表会を行った。場所は、JR九州の本社ビルにある603会議室。大学の教室…

承天寺の怒り(11)洗心庭に臨む座談会の妙

東宝住宅より、「現計画にこだわることなく、地域に貢献する形で計画を見直す」と計画を見直す方針が福岡市に伝えられた、まさにその日、西日本新聞企画の座談会「博多部で「語ろう隊」徹底討論」が開かれた。座談会メンバーは、この間、「承天寺とマンショ…

承天寺の怒り(12)「地域に貢献する形」に向け計画見直しへ

*承天寺の庭は庭師・北山安夫さんの作品承天寺の件、その後どうなってるの? とご心配の向きもありそうだ。「夏休みの絵日記」風ブログで、ちょっと振り返ってみよう(笑)。 じつは、高層マンション建設計画の事業主体である東宝住宅は、27日、福岡市に対…

承天寺の怒り(10)進藤一馬“花守り市長”のように

一昨日の集まりでの、「行政はオリンピック誘致という歴史的大事業はできるというのに、承天寺周辺の景観問題ごときがなぜ解決できないのか」という長谷川法世さんの発言に触発されて、福岡市における過去の二つの「よか話」というか「粋な決断」を思い出し…

承天寺の怒り(9)“ものわかりのよさ"の危険性

昨日、今回のマンション建設が提起している問題を幅広く検討しようということで、地元自治会、公民館、山笠振興会、まちづくり組織、工業組合(博多織・麺類)の代表等が御供所公民館に集まり協議した。関係者が集う検討会にこぎつけたのは、寺町ネット協議…

櫛田さまで織り姫たちと

博多織の次世代の担い手育成のための学校である博多織デベロップメントカレッジの講師と生徒の懇親会があり、櫛田神社の境内にある櫛田会館に、なぜか洋菓子(笑)を携え出かけた。博多の人間でもなかなか入ることのできない建物である。50畳近くはあろうか…

「承天寺の怒り(8)」裏に建築基準法改正があった

神保至雲住職との電話で、マンションの設計会社として先日の説明会で説明をしていたO社が建築確認申請行為における「設計者」の立場を降りたようだということを聞いた。6月20日に施行が迫っている改正建築基準法の施工前に確認申請を提出することが間に合わ…

Kyushu-Okinawa 7 デビュー

昨日は、九州経済調査協会に目黒・田村・坂口の3人で乗り込み、それぞれに吹いた。ホラではない(笑)。何せ、九州経済調査協会の60周年記念事業のありかたたをさぐる真面目な研究会である。3人で結成・立上げをめざしているコンセプト・デザインのユニット…

「承天寺の怒り(7)」壮観なり「夏祈祷」

夏が近づくとともに福岡ではこれから「博多祇園山笠」(7月1−15日)に向けた関連行事が様々に進行していく。その皮切りが山笠の安全と成功を祈願する「夏祈祷(なつきとう)」である。と書いたが、エラそうなことは言えない。じつは上方より2日に夏祈祷…

故郷を話題にしばし語らう

大牟田から来客があり、久しぶりに故郷の話題に接することができた。というか昔のことやこれからの地域づくりについて大いに語りあった。いらしたのは、保健福祉行政に長く粉骨砕身されてきた大戸誠興さんと若き政策企画マンである近藤直史さん。市で現在検…

承天寺の怒り(6)吉田宏市長「思いは一緒」

昨日、福岡市長に陳情書を手渡すということで、20名余の関係者で福岡市役所へ。陳情書は下記17団体の連名である。博多区選出の井上貴博 ・新宮松比古の両県議も同行された。 博多祇園山笠振興会、NPO法人博多の歴史と文化の寺社町ネット、御供所公民館、御供…

承天寺の怒り(5)建築学生参禅にしばしの和み

朝から夏を思わせるような日差しと温かい空気を感じながら承天寺へ。すると、門の前に学生たちが集まり、明るい健康な雰囲気をあたりに発散させていた。聞くと、九州大学で建築を学ぶ学生たちで、よく知るI先生のゼミ生であるという。初めて承天寺を訪れ、…

承天寺の怒り(4)音二郎も泣いている

19日付けの西日本新聞夕刊に「承天寺とマンション計画」の記事が載った。「承天寺隣接地ならば、マンションの高さは20メートルが目安。それを超す新築の届け出があれば、強く指導する」と説明するという都市景観室のコメントがポイントだ。是非とも、強力な…

承天寺の怒り(3)

(建設予定地と川上音二郎の墓)木曜早朝坐禅会に3週続けての参禅である。きょうは5人と少人数であったが、Mさんという若い仲間が加わった。現在、休職し療養中だそうで、うつ病に向き合っておられるとのこと。メンタルな問題をかかえる人たちが、それを乗…

ニックネームで呼び合う面白さ

ユーザーの視点にたった、生活やまちでの「気づき」、課題抽出、コンセプト企画、課題解決提案という一連プロセスを実際にやってみようという実践型の大学院共通教育プログラム(その名称は「KIZUKI」と至ってあやしいのがミソだ ─笑)がスタートした。専門…

承天寺の怒り(2)

参禅の後、マンション建設問題について情報交換と対応協議。睡眠時間を削りながら策を練り、昼間は関係各団体への説明と賛同取り付けに走っておられるという上方(住職)の話をききながら、改めて福岡市(博多)の歴史における承天寺の役割の大きさに思いを…

懐かしい時間 ─玖珠そぞろ歩き

きょうは玖珠町の日本童話祭にメルヘン大使として参加した。カミさんと娘が一緒であったが、カミさんは「きょうは大使夫人だわ」ととてもご機嫌であった(笑)。何か志摩町のお土産をということで、福の浦「またいちの塩」の裏山でとれた無農薬の甘夏と清見…

冷泉荘で帽子と出会う

(山崎さんと野田君)野田君・山崎さんのコンビが大事に育ててきたデパートメントアパートメント「冷泉荘」の満一歳の誕生パーティに、志摩町のミカン(甘夏、新甘夏、丸レモン)をもって、着物のカミさんとともに出かけた。 パーティが始まる前に、一通り荘…

承天寺の怒り(1)

あたりまえだが、「事件」は突然もたらされ、日々の連続した世界に裂け目を入れる。今回立ち会うこととなった事件は、おそらくこれからいろんな問題をあぶり出し、様々な人間模様を浮かび上がられていくことになると思う。舞台は、博多の歴史のかなめともい…

古いまま素のままがいい

目黒・田村・坂口のトリオで、吉原住宅(有)のオフィスを訪問。1時間近く雑談。吉原住宅の吉原勝己さんは、製薬業界の研究者からお父さんが創業された不動産業に思いきって転職、冷泉荘のプロジェクトをはじめ、市内でいくつかのリノベーション・プロジェク…

駅が面白くなってきた

出張先の東京で、飛行機までの時間がしばらくあいたということで、品川駅の探索をした。品川駅には、改札を入った駅の構内に商業施設を展開している、いわゆる「駅ナカ」で話題の「エキュート品川」がある。2005年10月のオープンだ。 ところで、東京では3月1…