「泳ぐ犬」みごとに復活

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クリの復調ぶりというか、圧倒されるほどのエネルギーレベルに、「もう大丈夫」との判断で、久しぶりにカ・クを浜辺に連れ出した。浜辺近くまで来て、カ・クともに放つと、真っ暗というのに猛スピードで浜をめがけて突進。まだ足跡がついていない砂浜で、走る、走る。自然の力、全開である。こいつら、どこに目がついているのやら。
もちろん、二匹は永遠のプロレス対戦相手だ。競いつつ走り、走りつつ相手に飛びかかり、「こっちが凄いぞ」とのアピールに懸命である。サラブレッドのようような優美さはまるでないが、二匹が発散する走る歓びにはウソや制約が全くない。そう言えば、BMWのコンセプトは「疾駆する歓び」だったっけ? カ・キはBMWのような、と言えばカッコよすぎるか(笑)。
さてである。走りが一段落すると、クリが海に入っていった。「泳ぐ犬」の復活である。久しぶりの海ということもあって気持ちよかったのだろう、波と戯れ、犬かきをし、そしてしぶきを撒き散らしながら、また疾走し始めるというパターンを4回も繰り返した。そして、クリの自信たっぷりの行動に、一度はカキも引き寄せられるように波遊びを楽しんだ。
目出度し、目出度し、である。