犬 おおいに泳ぐべし

泳ぐクリとそれを見守るカキ
暑くなったせいか、カキとクリの朝の水浴は欠かせない日課となってしまった。
以前は、水浴はクリの本領で、カキは少し距離をおいてクリにおつき合いという程度であったが、最近は、カキのほうがまず最初に海に駆け込み、波打ち際にしばし座り込んみ冷たい水の感触を楽しむようになった。クリはというと、さすがに本家・泳ぐ犬、今日の散歩でもしっかりと「泳ぎ」を楽しんでいた。犬かきはクリのほうが数段上である。この二匹、毎日の海水浴のおかげで、毛づやがいたってよく、ノミ・シラミのたぐいも無縁である。愛犬家には、ぜひ海水浴をおすすめしたい。ただし、水浴の後は水洗いなどせず、そのまま自然乾燥にまかせるのが秘訣だ。
これから海水浴シーズンになると、浜辺に人が繰り出し、キャンプ客も増える。悩みのたねは、カキとクリの水浴タイム(散歩時間)をどう設定するか。クリは、雄犬の本能からか見慣れない、怪しそうな(と判断する)相手に吠えながら向かっていくので注意を要するためだ。ということで、人が一人もいない浜辺でないと水浴も気が気でない。
散歩の帰りしな、海の家の看板に目をやると、「ジェットスキー禁止」「無断遊泳禁止」・・・といった“べからず”がいろいろ書いてあった。けれども幸いなことに、「犬は泳いではいけません」とは書いてなかった(笑)。