アート遊びの夜


アーティストの佐々恭子さんが今月、生け花、パフォーマンス、料理、舞踏といった様々なジャンルの人びとのコラボレーションで、4回にわたって「天の川」と題する個展をやっておられる。その2回目の今日、料理も出るイベントがあるということで、ユーザーサイエンス機構子どもプロジェクト・石田君ならびに篠ちゃんの誘いで、九州日仏学館に出かけた。
 *展覧会HP→ www.ifj-kyushu.org/jp/event/2007/html/sasa.html
福岡市の目抜きどおりを眼下に望むモダンスペースには、自分の座り場所をやっとさがしだせるくらいの人(80名ほどか)が入っていた。目黒さん、田村さんも来ておられた。久しぶりに、共星の里(甘木市)の柳和暢さんともお会いした。博多織デベロップメントカレッジの宮川夫妻も。
会場には、ど真ん中に床の間がしつらえられ、そこを舞台に飛び入りを含めたお仲間のリラックスモードで、書やパフォーマンスが披露されていった。極私的空間をつくりだすアーティストの面目躍如である。とりわけ面白かったのは、赤子をだいたままパフォーマンスをやった若い舞踏家の「母と子の踊り」。赤ん坊のなんともいえない幸せそうな表情がよかった。また、のZon Sakai氏作のゴムチューブ製の造形作品を、参加者が次々に背中にしょっていくパフォーマンスも不思議な雰囲気をつくりだしていた。同伴したカミさんも感激して、「それ、売ってもらえますか?」と尋ねだす始末。息子に背負わせ、天神を歩かせて見たいそうだ。そのうち、怪しい作品が我が家に出現するかもしれない(笑)。
2時間ほどの、ゆるい時間をすごした後、地下鉄で帰路についた。不思議な空間で不思議な人に出会う。たまにはアート遊びもいい。
アナーキーな空間を共有した田村さんもブログ(下記)で「天の川」の紹介をしている。この中の3枚目の写真が「都心人工空間での花見宴」の雰囲気でとてもいい(ぼくも隅っこに映っている)。
 http://blogs.yahoo.co.jp/kaorutamu/50151121.html
ゴムチューブ・オブジェを背負う“とまと”ママ