鹿児島より焼酎来る


芥屋に転居する前、高宮(福岡市)に住んでいた頃からの知人で鹿児島(東市来)の尾上さんから「亀五郎」と「六代目百合」が届いた。いずれも、甑(こしき)島産のレア物である。2〜3ヶ月前、拙宅にお母様と泊まりがけで遊びにこられたが、その時に「焼酎をたのんます」とお願いしていたのを覚えておいてもらったようだ。アリガタヤ、アリガタヤ。
甑島は、串木野から約38km西方に位置し、上・中・下の三島からなる「甑島列島」だ。本島から孤絶した島でつくられる芋焼酎はまた格別で、焼酎ファンには垂涎の品である。優越感に浸りながら、しばらくは夏の夜のお湯割り酎を楽しむことにしよう。
そうそう、尾上さんの手紙には、丁寧にも焼酎のコマーシャルソング「焼酎天国2」の歌詞カードが添えられていた。それがなかなか傑作なので、ちょっとだけご紹介 ─。


六つ無理して得を 収るよりも
七つ転んで 八つで笑えば
苦労九の字の 憂き世でも
とうとう花咲く 春がきた


キビナゴ トンコツ さつま揚げ
酒ののさかなにゃ 困らない

鯨泳がせ 大甕(おおがめ)で
いただきもっそう 焼酎天国


さてさて、「亀」と「百合」の合わせ飲みでどんな春にめぐりあえるか(笑)。