地祭で「組内安全」祈願

昨日、峰組で「天神地祇 諸災解除 八百万神 組内安全」を祈願する地祭が行われ、隣組の主要な辻にお札が建てられた。いわば「結界」の徴である。「家内安全」とはよく聞くが「組内安全」とは初めてである。毎年、この季節に一年の無事と多幸を祈る、芥屋大門・大祖神社の神事として行われるという。
「祈り」の習俗がすたれつつある現代において、神主の祝詞のあと、皆で祈願し、お札をたてるというのは悪くない。もちろん、終わった後は組の集会所で宴会である。女性陣(“おなごし”)がつくった伝統の料理(地鶏と糸コンニャク、豆腐をニンニクをたっぷり入れて醤油で煮付けたもの)を食べながら、盃を交わす。
それにしても峰組ではよく酒を呑む。毎月1〜2回は集まり、組のまとまりを確認しあう。また、20年前、30年前の話がポンポン出てくるから、よそ者にとっては地元理解を深めるいい機会でもある。