山口へのバスツアー

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土(20日)・日(21日)と、しすい会の仲間たちと山口へ一拍二日のバスツアー。大型バスを借り切ってのバスツアーは20年ぶりぐらいだろうか。月1回(第四水曜日=しすい)、ゲストスピーカーの卓話をまじえての異業種交流会の25周年記念ツアーである。東京に転勤した旧メンバーも数名かけつけ、総勢25名のシニア集団(ごく一部に青年混入)で終始賑やかに、日本庭園(常栄寺 雪舟庭園)、禅寺(瑠璃光寺)、美術館(香月泰男美術館、萩美術館)、博物館(萩博物館)をまわり、夜は湯本温泉 大谷山荘での大宴会。小学校の修学旅行となんら変わるところがない。
同窓会やら同期会やらという集団とのつき合いはどうも苦手で、よほどのことがない限り遠慮がちのおつき合いしかなかったけれど、しすい会だけは加入して15年のおつき合いである。そのなかの数名とは“老中・老後の楽しみ”にということで、玖珠町に空き家となっていた農家を借り、山荘を共同運営するまでに。
ボランタリーな会も25年も続くと、高齢化が着実に進行し、車中カラオケでは「字が小さくて読めんぞぉ〜!」といった叫び声が飛び交う。また、人生のツワモノ・クセあり集団のいぶし銀のごときパワーは相当ハイレベルで、最初から最後まで酒気帯びで炸裂しっぱなしである。
いずれにしても何の利害もからまない、気のおけないジャストサイズの共同体は、ひとが「いい加減」に生きていく上で、とても重要な役割を果たしていくとの思いを改めてもった。しかし、こうした集団はそう簡単できるものではない。継続のための事務局の心配りや、メンバーのノリの良さが織りなした、偶有性にみちた小さな歴史の産物である。
この24日の例会では、バスツアーの話や30周年ツアー構想談義で盛り上がるにちがいない。