魚介スープラーメンに舌鼓をうつ

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1週間ぶりの書き込みである(きょうは暦上は9日)。「ほぼ毎日」が「ほぼ毎週」になってしまった(笑)。書くという行為には、当然だけれどバイオリズムが影響を及ぼす。ならば、リズムが回復するまで待つしかない、というのが手前勝手な言い分である。そういう意味でも、ブログとうのは「自分と向き合う」ための小窓として面白い。
6日、あるお役所の会議で東京出張した折、お昼に品川駅のガード下は「品達ラーメン麺達七人衆」に立ち寄った。2回目だが、今回は「せたが屋」へ。麺友の篠ちゃんに、事前に携帯でここの魚ダシスープが旨いと聞いての東京行動だ。
7つの店が並ぶラーメン横丁の中ほどにある店だが、10人近い行列。10分くらい並んで、1,000円の定番「せたが屋ラーメン」の食券を求め、カウンターへ。魚の風味と、四万十川ののりの香りがきいたのが運ばれてくると、まずは濃厚な魚介系スープの香りを“聞き”、箸を入れつつ、しっかりとした感触の麺とスープの絡み合いの確認へ。魚ダシをメインとしたラーメンは久しぶりのこともあってか、花丸である。厚手のふっくらとした“とんトロ”のチャーシュー、味付け玉子、メンマ、ネギ、海苔に加え、さらに四万十川産の青のりがトッピングされている。1,000円というのはちと高いなと思いつつ注文したが、十分に納得できる内容だ。たかが一杯のラーメンに、選び抜かれた素材と丁寧な仕事ぶりがぎっしり詰まっていて、幸せなお昼となった。感動のためか、あるいは、たんなる食い意地のためか、肝心のラーメンの写真を撮り忘れてしまった(笑)。
ダシには昆布、煮干し、がつおなどの魚介系に加え、鶏ガラ・とんこつスープのダブルスープ仕立てとのこと。歳のせいで、肉から魚へ味覚シフトしてしまった身には、ありがたくかつ身にしみる作品である。博多でも「魚は博多たい」というくらいなら、魚介をベースとしたラーメンにもぜひチャレンジしてほしい。
今日の午後は、3日前の「せたが屋ラーメン」の香りと味の記憶を反芻しながら(笑)、太宰府で開かれる、日本うどん学会・第四回全国大会とアジア麺文化研究会の共催イベントに出かける。統一テーマは『麺文化のクロスロード・九州&四国』である。「麺文化、競合と融合」と題するシン ポジュームで気ままなおしゃべりをすることになっている。麺の世界では、各地各様の物語というか新しい伝説づくりに向けた、交流と競争、相互触発の好循環に入っているようだ。


 *品達ラーメン麺達七人衆→ http://www.shinatatsu.com/raumen/kaku_kumo.html
 *日本うどん学会http://udongaku.hp.infoseek.co.jp/04.html