ゴミ探索見習い犬「カキ」デビュー

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23日(土)、24日(日)と二日連続で海岸清掃をした。久しぶりだ。雨天や仕事が重なり、1ヶ月以上、間隔があいてしまった。
23日はカキを連れ出しての参加である。東さん、久保さんとご一緒しながら「3プラス1(ワン!)」のゴミ拾いである。前回の台風で波が洗い流してくれたのか、「台風でさぞかし、、、」という想像とは逆にけっこうキレイな(ゴミが少ない)状態であった。それはそれで嬉しいことではあるが、ゴミを探して安心する自分が心のどこかにいるのに気づき、おもわずニタっとしてしまった。
こんな人間の事情はお構いなしに、カキは1時間ほどのゴミ集めの間、慣れない手つき・足取りで岩の間をとび移り、微妙な平衡感覚を楽しんでいる風であった。しかし当方としては、これからゴミ探索犬としてしつけていく必要があるので(笑)、「いいか、これがゴミだ。こうやって袋に入れるんだ」と合間合間に“指導”をしていった。岩間のペットボトルや空き缶を探しだし、「ワン。ありましたぜ」と教えてくれる状態まで到達してくらたら言うことない。しかし、無芸大食犬のことだ、その道はかなり険しいと初日から嫌な予感である。
来週は、クリのほうを連れ出そう。どちらが早くゴミ探索犬としての実力をつけることができるか。うまくいけば「犬の発達心理学」なんてのが書けるかもしれない(笑)。
今日(24日)は、芥屋区一斉の環境美化行動ということで、わが峰組は荒磯海岸を担当し、小型トラック1台分のゴム回収と相成った。久しぶりにお会いする方々がほとんどなので、仕事半分・おしゃべり半分であるが、気持ちのいい朝の一時であった。いつもながら、コミュニティーと共同作業は表裏一体であるということを実感。「共同」はまずは、一緒にゴミをひろう、一緒に草をとる、一緒に料理をつくる、一緒に酒をのむ、、、ここからだ。
帰りには、レストランバー志摩のオーナーである善正さんのお誘いで、お宅に立ち寄り、1960年製作の東映映画「海賊八幡船」のDVDをお借りした。この映画、芥屋の大門や海岸をロケとして撮影されたもので、ほぼ半世紀前の、堤防が築かれる前の海岸の状況や、海岸沿いの薪小屋の模様を知ることができるという。夜、焼酎をのみながら観ることにしよう。

 *海賊八幡船→ http://www.cs-tv.net/t/D000000/&movie_id=00005141

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