ダンスに初挑戦

去る3月18日の音楽劇「小さな ちいさな 風の中の賢治たち」を振り付けされた神崎由布子さんが“ゆめアール大橋”でダンスワークショップを開催されるというので、思い切って参加した。田村さんも歳にもめげず(笑)参加されるということなので、ならば我もと申し込んだのだった。というわけで今日から、9月9日まで全6回のワークショップ(各19〜21時半)が始まった。
生来の運動音痴・リズム音痴、ダンスとは無縁というか真逆の人間だ。それがダンスなんて、とても人様に言えた話ではない。それがなぜ? 
一つの理由は、神崎さんの素敵なファシリテーションを体感してみたい、神崎さんなら我が身の隠れた能力を引き出してもらえるかもしれないという、まさに「神」頼みの決断である(笑)。二つめは、感性をテーマとする大学院設置の計画づくりにかかわるなかで、感性は心と脳と体と環境にかかわるものだとの確信のもとに、教育プログラムをそこに独自性を出していきたいと考えている。そうしたなかで身体性を扱う限りは、苦手意識を排して身体の不思議について、少しは体験してないとマズいよなぁという意識が膨らんできていたという次第だ。
で、初日の感想はというと、神崎センセーの指導はきめ細かく表現ゆたかで最高なんだけれど、ステップにしてもリズムにしても、表情づくりにしても、まったくついていけない状態なのだ。右、左、右と、一生懸命考えやろうとするとアタマが真っ白になって、カラダが固まってしまうのだ。それにしてもこれほどまでにヒドイとは思わなかった(笑)。運動系と神経系の関係がまったく切れているとしか言いようがない。
ワークショップは、まだあと5回もあって、次々にレベルアップしていくはずだ。さてどうする?
どうなるかわからないけど、ケセラセラで乗り切るしかない。自転車にのるのと一緒で、そのうち心身不二のコツがつかめるかも知れないと気をとりなおすことにした。ものは考えようだ。こんな貴重な体験をさせてくれる「不自由な身体」に感謝することにしよう。

 *音楽劇「小さな ちいさな 風の中の賢治たち」→ http://d.hatena.ne.jp/rakukaidou/searchdiary?word=%bf%c0%ba%ea