きょうの座禅はつらかった


承天寺に向かうため、朝の5:45にクルマで家を出た。1ヶ月半ぶりの参禅である。昼の酷暑とはまるで別世界で、朝の空気は爽快である。サンルーフを含め窓をフルオープンして、風をいっぱい受けながら、しばらくライジングサン・ドライブを楽しんだ。右手にひろがる引津湾のおだやかな海面が朝日に光り、美しいことこの上ない。行く手には、オレンジ色の朝日が山の端からその大きな姿を現しつつあった。
承天寺では、博多織の村田君、能楽の白坂夫人、最近通い始めたばかりという女性がぞうきんがけを始めておられた。本堂や庭園、庭をとりまく廊下が明るい日差しをうけ、ひときわ玄妙な空気や霊性が流れているように感じられた。やがて、この道の先輩である麻生さんと放送大学のN君が現れ、計6名が本日の参禅者となった。
いやはや、久しぶりと言うこともあって、今日の座禅はつらかった(笑)。これまで最高のつらさであった。体の軸が定まらないというのか、骨盤がおりてしまっているというのか、足の痛みを最後までしっかり感じながらの1時間であった。それでも、後半の30分は、洗濤庭をのぞむ縁側に座布団を移してからは、石庭の発散するエネルギーに包み込まれたためか、半痛半快のなかであっと言う間に時間がすぎていった。
ダンスに没入(笑)してたこの間に、体制が禅型からダンス型にかわってしまい、呼吸を整えるワザを忘れてしまったのかも知れない。動から静へ、身体スイッチを切り替える必要がありそうだ。