芥屋区総会 開かれる

 本年度の総会が開催された。総会は、芥屋区のいわば住民議会。年に一度開かれるのみであるが、6つの組からなる芥屋区の全員がそろって直接に意見を交わし合う、大事な集まりだ。会場は昨年に新設された、ピカピカの公民館。全235世帯の半数近くが参加して、事業報告、決算、事業計画、予算案、役員報酬、区財産台帳の明細などが順をおって審議されていった。
本年度の予算規模は約870万円。そのほとんどが自前の資金(区費や区用地使用料収入)でまかなわれる。これだけで、自治組織が維持されているのは、やはり驚きである。区の活動には、住民も出方をはじめ、様々にかり出されるが、一番ご苦労なのは役員さんたちだ。区長さんになると、やれイベントだ会議だ、地元対応だと年中飛び回っておられる。その年報はわずか50万円。町議の10分の1、20分の1の額である。組長になると、それがさらに20分の1になり、25,000円(年間!)である。ボランティアを基本とする自治の原点がここにあるといっもいいのでないか。
さて、総会では、サンセットライブが9月5〜7日に例年どおり開催れることが報告された。他方、夏の花火大会は、800円近い経費への協賛確保が年々きびしくなっているので、開催決定までには至らなかった。
それから、「へぇ〜」と思ったのは、20年に一度の伊勢神宮遷宮に伴う募金の話。2013年10月の遷宮にかかる費用は全体で550億円だそうで、その分担が福岡県は5億円、うち糸島地区で1100万円を捻出することになりそうだとのこと。「いずれご案内します」とのことであったが、お伊勢さんの話題が、なんのケレンもなく、総会で出されるあたりが面白い。