深江海岸がアートの舞台に

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今日は、前原市に制作スタジオをもち、二丈町に住んでおられるアーティスト・藤浩志さんとの交流をしようということで、夕刻よりのスタジオ訪問、浜辺バーベキューという企画に迷わずのった。おしかけたのは、南博文さん、田村馨さん、園田高明さんといういつもの“あやしい仲間”と、中村さんをはじめとする福岡県地域政策課の面々、そして“女給”と運転手兼務のカミさん、計8名だ。我々は遅れての参加となったために、鶏舎を改造したという制作スタジオのほうは拝見できなかったが、お隣・二丈町の浜辺と夕日は存分に楽しむことができた。
浜辺では海の家が二棟工事中であったが、これがタダの海の家じゃない。「筑前深江アーツキャンプ ああ夏の陣!」の舞台と位置づけられ、海の家や浜辺の楽しい活用を、海の家オーナー、子どもたち、大人たちが一緒になってこれから、わいわい勝手にやっていくそうだ。その仕掛け人が昨年、深江海岸から徒歩5分のところに移り住まれた藤さんである。どでかい海の家を使った「海びらきワークショップ」「勝手なワークショップ」「かえっこワークショップ」、、、遊び感覚たっぷりの体験イベントの企画てんこ盛りだ。
藤さんは、全国はもちろん最近は中国にまで活動範囲を広げて飛び回っておられるアーティストだけれど、足下の深江海岸で何かできないかということで海の家オーナーのみならず、アサヒビール文化庁の協賛までも巻きこんで今回の企画を実現させたという。「昔なつかしの海の家は、すき間だらけで、ムダしろがいっぱいあるので、アート=遊びの感覚でいろんなことができそうだ」と藤さん。うれしそうに語るその顔がいい。
それから、藤さんのところのお子さん(中学2年生の女の子を筆頭に3人である)の、それぞれの表情というかのびのびとしたところが実に印象ぶかかった。浜辺や夕日の景色やリズムに自然に溶け込み楽しんでいる様が、傍から見ていてほほ笑ましい限りであった。藤さんご夫妻の子育てや親子関係のじょうずなつくり方があってのことだと、帰りの車中、カミさんと感心しあったことだった。
今年の夏は、芥屋と深江の浜辺をいったりきたりすることになりそうだ。

筑前深江アーツキャンプ http://www.geco.jp/fukae/index.html
藤浩志さん http://www.geco.jp/top.htm

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