ヒト考

起業家セミナーに潜入

, 久しぶりに、ベンチャービジネスラボラトリー主催の起業家セミナーを“モグリ”として聴講した。企画・立案・運営がほぼ100パーセント、学生の手ですすめられているセミナーである。昨年のセミナーから五十嵐伸吾さんが担当教員として面倒をみておられるが、…

かつての同僚と大いに談論風発

昨日は、以前の職場(九州経済調査協会)の設立60周年記念パーティに出かけ、かつての同僚と大いに飲み、語らった。なかには20年ぶりにお会いした先輩や、かつて仕事でおつきあい頂いた大学等の関係者も多数おられ、互いに変わり果てた様に(相手と当方のど…

宇井純さんが逝って

宇井純さんが、きょうの未明になくなった。享年74歳である。東京における計8年におよぶ大学・大学院生活において、ボクの宇井さんからもっとも大きな影響を受けた。いろいろぶつかりもしたけれど、多くのことを教えていただいた。心からご冥福をお祈りした…

立派な仏壇・神棚のある家

,文化祭の後片づけの後、近所の禅寺・健治寺の和尚さんのもとへ。檀家さんのお宅で、昔ながらの仏壇・仏間があるところをご紹介いただけないかという相談にのってもらうためである。じつは、ユーザーサイエンス機構に関係している大学の同僚や家づくりに関わ…

盲ろう者・福島智さんとの出会い

,この二週間ほど、芥屋らくかい堂は休館が続いた。11月2日に、現在関係している仕事の大きな山場を控え、気分的に遠ざかっていたという次第だ。しかし、日々の暮らしにはもちろん、いろんな出会いや気づきがあって、書き留めておきたいことはたまる一方であ…

哀しい酔客

呑んで何が哀しいかと言えば、電車の乗り過しだ。今回は、気がついたら筑前前原駅から5つ目の「大入(だいにゅう)駅」であった。無人駅である。23:30着なので、まだもう一本くらい戻りの便があるかと思い、反対側のホームに向かうが、前原方面行きの最終便…

あきらめるのは、まだ早い!  

姪の明日香からメールが来た。9月23日にあったスマナサーラ長老の講演会の模様を伝えてくれたのだ。長老はまさに明日香の「いのちの恩人」。どんな出会いとなったか気になっていただけに、うれしい便りである。メールには、次のようなくだりがある。 ・・…

2杯のラーメンに麺想する

,日帰りの東京出張である。今日は用事の前と後、お昼とフライト前の時間つぶしということでラーメンを2回食べた。最初は、前出「品達ラーメン」で最高の人気を誇るという「なんこつっ亭」である。豚の頭と鶏ガラのヘビーなスープと真っ黒のマー油(ニンニク…

センチメンタルな朝

,姪の明日香が今朝早く、千葉の両親のもとへと発って行った。3月からほぼ半年、我が家で起居しながら、こころの失調(うつ)に向き合い、途端の苦しみ、闇の不安から見事、自らの力で回復し、この世へのカムバックを果たしたのだ。人は誰しも世上の荷を背負…

やっぱり最後は人の交わり

,今日は、芥屋花火大会だというので、そそくさと出先から「直帰」、西方丸を決め込んだ。ところが、百道あたりで、文字通り「雲行き」激変、「こりゃ、だめだぁ〜」と思いつつ、我が家へ。帰路、いつもの「ちきゅう屋」にワインを仕込むために、立ち寄る。「…

ラーメンは味・人・店の総合ゲージュツなり

, 東京出張で、お昼にラーメンでもというので、同僚である後郷吉彦さんの案内で、地下鉄・曙橋そばの「第二旭」へ。このお店、後郷さんが日経BP時代に10数年通い続けた、東京で一番お気に入りの店とのこと。 あけぼのばし商店街から安養寺坂に入り、商店街の…

「際」に立つ熱帯雨林人・茂木健一郎さんと飲む

*茂木さんがシンポの途中で描いたという絵 昨日、ユーザーサイエンス機構のプロジェクトについての相談ということで、夕刻より大名の「暖招家 安寧」奥の間で、計6人で脳科学者の茂木健一郎さんを取り囲んだ。前回、6月に集まり、飲んだばかりだが、実によ…

鉄道マン・石井幸孝さんが見てこられた日本社会

昨日、しすい会で元・JR九州会長の石井幸孝さんのお話を伺った。演題は「国鉄改革と最近の改革」となっていたが、なぜドイツや南米、中近東のサッカーは強いのかという庶民の疑問に対する仮説を提示された「地方分権と経済成長とスポーツ」や、理事長とし…

街や地域で再生すべき「中心」とは?

先日、 延岡市 に10数年ぶりに出張で出かけた。その時に、かつて賑わいをみせていた駅前を歩きながら、21世紀において「中心」あるいは「中心性」といったものをどう考えたものか、ハタと考え込んでしまった。 JRを降り立つと、一つの中心を成していた駅前は…

息を抜くことの難しさ

昨日、舞鶴の「兼平鮮魚店」で、K協会のT君、U君、そして田村さんの4人でのんだ。K協会は私の以前の職場だ。いわゆるシンクタンクで、地域の産業経済を扱う組織である。古巣の近況を久しぶりに聞いた。シンクタンクは今はどこも経営が難しく、閉鎖や縮小…

深江海岸がアートの舞台に

, 今日は、前原市に制作スタジオをもち、二丈町に住んでおられるアーティスト・藤浩志さんとの交流をしようということで、夕刻よりのスタジオ訪問、浜辺バーベキューという企画に迷わずのった。おしかけたのは、南博文さん、田村馨さん、園田高明さんという…

無意識耕作の課題

一昨日は脳科学者の茂木健一郎さん、電通・消費生活研究センターの佐々木厚さんに、東京から来ていただいて研究会。そのあと、深夜まで痛飲咆哮した。その模様は、茂木さん、田村さんのブログに譲るとして、昨日はたまたま仕事に出る前のメールチェックを怠…

映画『明日の記憶』を観る

ふだんより少し早めに仕事場を離れ、『明日の記憶』を観た。若年性アルツハイマーをテーマとして取り上げ、社会的な話題ともなっている作品だ。主人公の渡辺謙が、原作に出会い、ぜひ作品として残したいということで、自らもエグゼクティブ・プロデューサー…

化粧

この顔は整形外科医の作品なので、いまは基本的に化粧はしません。毎日化粧をしていると、脳が化粧をした顔を本当の顔だと思ってしまって、すっぴんでは外に出られなくなるんです。 ─ 中村うさぎ(作家) 自らの買い物依存症の体験を、赤裸々にそして日標的…

“自我の一部”となったケータイ

日本のように、個人の垣根が低い国民性の中に、ケータイのようなものが入ってくると、元来“ツール”であるべきものが、“自我の一部”になってしまい、今のような現象が起こるというわけです。 ─ 正高信男さん(京都大学霊長類研究所 教授) もともと「個」とい…