感性へ

ピンホールカメラで日食撮影に挑戦

「3/19のお昼頃、日本のごく一部(福岡・札幌など)で部分日食がみれます。ピンホールカメラの原理で、日食が観察できます。小さな穴のあいたポストカードで観測して写真を送ってください」という案内をリビングワールドの西村佳哲さんからいただいたので、…

「うごく心、ときめく体」に出会う

音楽劇「小さな ちいさな 風の中の賢治たち」の練習および本番を観賞した。目黒実さんがプロデュースされている宮沢賢治プロジェクトの第1弾で、九州大学ユーザーサイエンス機構子どもプロジェクトと(特)子ども文化コミュニティーの共催事業である。 子ど…

『ウェブ人間論』と『ウェブ進化論』

出張の往復で読んだ『ウェブ人間論』(梅田望夫・平野啓一郎)が滅法面白かったので、家に戻り、梅田さんの前著『ウェブ進化論』を取り出して1年ぶりに再読した。これがまた、滅法面白かった。この1年間の当方の成長(笑)を反映してか、前回読んだ時よりも…

農と芸の出会い

リベラルアーツ講座で「つながりを聴く 場所を聴く」というテーマでレクチャーをしていただいだ藤枝守さん(作曲家/芸術工学研究院 教授)から、「植物文様」デュオ・コンサートを開きますとの案内をいただき、仕事をすませ糟屋町のサンレイクかすやに向か…

実践のなかで磨かれた言葉

あじびホールで開かれた「アクセスアーツフォーラム福岡」に出かけた。このフォーラムは、旧知である(財)たんぽぽの家の播磨靖夫さんがコーディネートされ、全国4箇所で開催されるものだ(その皮切りが福岡)。「障害のある人の芸術文化活動を通した社会参加…

承天寺 開山堂の掃除

今年は、姪の心の病が機縁で、読書ならびに参禅のかたちで、禅の世界に接することとなった。11月以降は周1回のペースで、博多は承天寺において坐禅を組むこととなった。僕にとって、2006年のもっとも重要な出来事の一つである。承天寺との縁は、既に授業の一…

地球交響曲 第六番 完成披露試写会へ

ジェームズ・ラブロックの提唱した「ガイア仮説」をうけて撮り続けられている、ドキュメンタリー映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』第六番の完成試写会に出かけた。14時開演であったが、当日券のための整理券が12:30より配られるというので会場のイム…

再び承天寺

小雨のなか、6:30よりの坐禅会へ。日曜ということもあってか、前回の倍くらい、15〜16名の参加者があった。若い人が多いので尋ねると、川端流で山笠をかつぐ人たちであるという。山笠ともゆかりのある承天寺ならではである。能の太鼓方として活躍されている…

承天寺に初参禅

きょうは朝5:45に家を出て、博多織求評会の会場となった博多駅そばの承天寺に向かい、初めて参禅した。いくつかの思いがあって以前から一度訪ねてみたいと思いつつも、タイミングを見出せないでいた。承天寺は764年前に聖一国師が開いた古刹で、「勅賜禅寺承…

禅寺でのひととき

,息子を空港まで送った後、承天寺で開催されている「博多織求評会」に立ち寄った。このイベント、博多織発祥の地でもある承天寺において、博多織の全織元が一年間で織り上げた代表作を集め、全国の商社や問屋、デパート関係者等を集めて評価してもらうという…

盲ろう者・福島智さんとの出会い

,この二週間ほど、芥屋らくかい堂は休館が続いた。11月2日に、現在関係している仕事の大きな山場を控え、気分的に遠ざかっていたという次第だ。しかし、日々の暮らしにはもちろん、いろんな出会いや気づきがあって、書き留めておきたいことはたまる一方であ…

知性は極道であるべきだ!

今日は、九州大学ユーザーサイエンス機構において、公開シンポジウム「感性はデザインを生み、デザインは感性を育む。」を開催した。基調講演とパネル討論の二部構成である。基調講演は「デザイナーは喧嘩師であれ」「デザインの極道論」「デザインは言語道…

ありがとう産業

前日紹介した、仕事には「ありがとう」と言われる仕事とそうでない仕事の2つがある、という西村佳哲さんの言葉に「そうそう!」と頷きつつ、同じような主張をどこかで読んだことがあるぞと気になり、一日アレコレと記憶の糸をたぐり寄せながら考えた。で、あ…

ワークショップ@博多織未来予想図

, 「伝統」への気づき "博多織未来予想図" の二日目のイベント「親と子のワークショップ」のほうも成功裏に終了した。 初日とがらりと趣向を変え、二日目は夏休みも最後の週末の子どもたちを迎えた体験型イベントを行った。 全体3部構成で、第1部は「機織の…

ジャムセッション@博多織未来予想図

, この1週間ほどは諸事が重なってしまい、久しぶりの書き込みである。「ほぼ毎日書き込み」が「気が向いたら書き込み」へ。「いい(良い)加減」をモットーとする生来の性分が出たまでのことだ(笑)。ブログは、記録のためのメディアというより、記憶の編…

博多織を思いきり楽しむフォーラム&ワークショップ

きたる25日(金)・26日(土)の両日にわたって、九州大学ユーザーサイエンス機構が、21世紀博多織Japanブランド委員会やアクロス福岡との主催事業として、「『伝統』への気づき“博多織未来予想図”サマーフォーラム&親と子のワークショップ」を開催します。…

手仕事のまち・八女

,うだるような暑さの中、「伝統工芸産業振興懇話会」で八女へ。前回は高速を使い、クルマでの訪問であったが、今回は西鉄久留米駅からバスを乗り継いで向かった。交通の結節という点では、どのルートを選ぶにしても微妙に足の便が悪いというのが率直な印象だ…

「際」に立つ熱帯雨林人・茂木健一郎さんと飲む

*茂木さんがシンポの途中で描いたという絵 昨日、ユーザーサイエンス機構のプロジェクトについての相談ということで、夕刻より大名の「暖招家 安寧」奥の間で、計6人で脳科学者の茂木健一郎さんを取り囲んだ。前回、6月に集まり、飲んだばかりだが、実によ…

「気づき展」で気づいたこと

,5日(水)から11日(火)まで九州大学ユーザーサイエンス機構の女性職員全員による企画「第1回 気づき展」が九大大橋サテライトで開かれている。どんな“気づき”が展示されているか楽しみで、7日の会議の合間を見てサテライトに出かけた。 1枚のパネル…

『手の間』の世界

友人の篠原久之君(篠ちゃん)から、『手の間』という雑誌が創刊されたと聞き、帰路、けやき通りのブックスキューブリックで求めた。一冊一冊、きちんとビニールで包装されている。自分だけの一冊。 表紙のコピー「ていねいな仕事 遠回りの行き方」というの…

「子ども文化コミュニティ」の子どもたちと出会う

,,,午後、運営委員として関係している福祉作業所「工房まる」の総会に2時間近く参加。そして途中ではあったが工房まるを出て、大橋の九州大学ユーザーサイエンス機構(USI)サテライト・ルネットで開催の「遊びに学ぶまち ─ ドイツ・日本子ども参画交流会 in…

「現代仏壇」の自由さ

,,, 昨日のことだ。ミーティングの合間に時間があいたので、アクロスと毎日新聞社の対面にある「現代仏壇ギャラリー メモリア」にふらりと入り、結果的に店長の末定さんと小一時間も話し込んでしまった(末定さんの誠実な対応をよいことに、とんだ長居をして…

八女で伝統工芸産業の問題にふれる

,, 博多織のことをお手伝いしていることもあって、福岡県商業・地域政策課の木室さんからお誘いがあり、夕方からの「八女伝統工芸産業振興懇話会」に出かけた。八女市と八女商工会議所が事務局をつとめ、八女市ご出身の内野健一先生(九州大学名誉教授)を座…

「和服」の新概念について議論する

,, 午前中、博多織ディベロップメントカレッジで、博多織「千年工房」の岡野博一社長(博多織の世界に新風を巻きこみつつある青年社長!)とともに講義。「商品開発販売促進」の一環だ。前回、田村さんと一緒に行った講義に続き2回目である。お相手は、伝統…

香月泰男美術館

,, しすい会バスツアーで、香月泰男の名前すら知らないまま香月泰男美術訪れた。田園風景のなかの小さな美術館だ。美術館のある三隅(山口県長年市)は彼がこよなく愛したふるさとであるという。正面玄関前には、彼が大事にした「一瞬一生」の文字が刻まれた…

「虎」とめぐりあう

, 二日遅れの日記なり。 一昨日、福岡のデザイナー集団で、各地のデザインコンペで受賞を重ねている「Desing Ship TORA」(虎)の話を聞くべく、福岡デザイン専門学校を訪問。ユーザーサイエンス機構の田村さん、石田君・楢崎君、それから博多織ディベロップ…

『感性の科学』

このほど、朝倉書店から『感性の科学 ─ 心理と技術の融合』が刊行された。私も編著者として名を連ねている。仕事での現在の私のテーマは、「感性」をキーワードに人間と技術の新しい関係(技術と感性の融合)や、大学における教育・研究のありかたを探求して…